Gleanの次世代プロンプト機能により、複雑なプロンプトエンジニアリングなしで、誰でもAIの可能性を最大限に活用できます

本日、Gleanは次世代プロンプト機能を発表しました。この高度な機能により、ユーザーは自然言語を使ってマルチステップのプロンプトを作成し、日常業務を自動化できるほか、社内のプロンプトライブラリでプロンプトを共有・発見することが可能になります。シンプルなものから複雑なものまで、誰でも自然言語でプロンプトを作成できるようにすることで、コーディングスキルやプロンプトエンジニアリングの専門的なナレッジ、従来の複雑なワークフロー自動化ツールが不要となります。Gleanは、AIの強力な能力を職場のすべての従業員の日常業務に取り入れることで、生産性の向上をサポートします。

Gleanの次世代プロンプト機能には、以下の内容が含まれます。

• 高度なプロンプト 新しいマルチステッププロンプトで、複雑な分析やワークフローを自動化します。マルチステップRAGを活用した詳細な推論により、複雑なプロセスを処理できます。ユーザーは自然言語で高度なプロンプトを作成し、Gleanに複数のデータ取得や推論ステップを実行させることができ、各ステップの出力を次のステップに活用します。
• プロンプトビルダー プロンプトビルダーは新しいプロンプト作成ツールで、プロンプトエンジニアリングを簡素化します。プロンプトの作成、編集、テスト、反復、保存が可能で、チームメンバーとリンクで簡単に共有できます。共有されたプロンプトは、チームメンバーが自分のバージョンをさらに構築・改良することも可能です。
• プロンプトライブラリ 各組織には独自のプロンプトライブラリが用意されます。このライブラリには、Gleanが提案するプロンプトや、組織内のユーザーが保存・共有したプロンプトが含まれます。従業員は日常業務を効率化するためのプロンプトを簡単に見つけることができ、チームや部門、企業全体で最適なプロンプトをキュレーションすることができます。また、進化を続けるオンラインプロンプトライブラリでは、すでに使用されているプロンプトを探索することが可能です。

各機能の詳細とその使い方については、以下をご覧ください。

プロンプトビルダーと高度なプロンプト

Gleanのプロンプトビルダーは、自然言語だけを使ってシンプルなプロンプトから高度なプロンプトまで誰でも作成できるツールです。一般的な検索、リサーチ作業、コンテンツの作成、ドキュメントの分析などには、シンプルなプロンプトが最適です。シンプルなプロンプトは、ドキュメントを検索してスニペットを読み取る、指定されたドキュメントの内容を要約するなど、単一のデータ取得アクションを実行します。

しかし、一部のタスクでは複数のステップやデータ取得が必要となり、シンプルなプロンプトでは一度で完了できない場合があります。ここで活躍するのが高度なプロンプトです。

例として、カスタマーサポートの解決プロセスに以下のステップが必要な場合を考えてみましょう。

• Zendeskチケットを読み込み、お客様の問題を理解する
• 関連するヘルプセンターの記事を検索する
• 似たような問題で最近クローズされたチケットを検索する
• カスタマーサクセスマネージャー（CSM）がこの問題のサポート対応をしたSlackメッセージを検索する
• 問題解決のための3つの提案を含む返信を生成する

このワークフローは通常、AIアシスタントに複数のプロンプトを個別に送信して部分的に解決するか、またはワークフローシステム内で複雑で決定論的な手動コードのステップを多数組み込む必要があります。高度なプロンプトを使うことで、各ステップを個別のデータ取得や推論に分離し、それらをつなぎ合わせて複雑なプロセスを形成できます。これにより、各ステップは的を絞ったデータ取得結果に集中できるため精度が向上し、すべての前のステップの結果を活用してプロセス全体でインサイトが深まる仕組みを作ることができます。

このサポートワークフローの目的は、ユーザーが達成したい高レベルな出力を自然言語で書き出すことです。この場合、「問題解決のための3つの提案を含む返信を生成する」が該当します。

次に、Gleanには適切なステップや個別のアクションを指示する必要があります。これらはGleanアシスタントのメモリに情報をロードし、後続のステップからアクセス可能になります。アクションの例としては以下のようなものがあります。

• Glean 検索　Gleanで組織内のすべてのナレッジを検索し、最も関連性の高い結果をアGleanシスタントのメモリにロードします。ユーザーは自然言語で検索リクエストを発行することも、より正確を期すために検索クエリテンプレートを明確に定義することも可能です。この例では、Glean検索が関連するヘルプセンターの記事や、似たような問題でクローズされたチケットを見つけています。
• ドキュメントの読み取り　Glean内の任意のドキュメントの全文を読み込み、それをGleanアシスタントのメモリにロードします。ユーザーは読み取るドキュメントを明確に指定するか、Gleanアシスタントに自然言語で指示して前のステップで見つかったドキュメントを取得させることができます。この例では、「ドキュメントの読み取り」アクションは最初にZendeskチケットを読み込み、お客様の問題を処理して要約しています。 
• 返信の生成　「返信の生成」アクションは、メモリに現在ロードされているすべての情報を基に、自然言語の指示に従って返信を生成します。通常、高度なプロンプトシーケンスの最終ステップとして使用され、常に自然言語のテキストをユーザーに出力します。この例では、「返信の生成」アクションはメモリにロードされたすべての情報を活用し、問題解決に向けた提案を含む完全な返信を作成しています。

高度なプロンプトでは、ユーザーが必要に応じてカスタマイズし、具体的な指示を作成できます。プロンプト作成時に、情報を[[二重角括弧]]で囲むことで入力フィールドを作成することが可能です。例えば、以下のように作成します。

• 過去1か月間の[[お客様]]とのGong通話を検索
• 先週のSlackでの[[機能]]展開に関する会話を検索
• [[第三四半期]]の市場投入戦略プレゼンテーションを検索

二重括弧で囲まれたフィールドは、プロンプトビルダーの上部にあるフィールドセクションに自動的に追加されます。ユーザーはその後、プロンプトを繰り返し調整し、入力フィールドの異なる値を使ってテストすることで、プロンプトの一貫性を確認できます。

プロンプトライブラリでAIスキルを向上

成功するプロンプトを構築するもう一つの大きな利点は何でしょうか？それは、プロンプトがリンクやプロンプトライブラリを通じて簡単に共有・発見できる点です。各組織には独自のプロンプトライブラリがあり、そこでプロンプトを手軽に共有したり、試したり、誰でも活用することができます。

ユーザーは、チームメンバーがすでに成功させている実績あるプロンプトを自分のワークフローに活用できるため、効率化のための新しいプロンプトを一から手動で作成する必要がなくなります。また、人気のあるプロンプトは、役割や似たユーザーが役立てている内容に基づいて自動的に提案されます。新しい有用なプロンプトが作成されると、プロンプトライブラリが組織全体での認知と採用を促進します。さらに、Gleanはプロンプトライブラリ内で一般的なワークフローに適したプロンプトを提案し、チームがすぐに活用できるようサポートします。

すべての人に役立つAI

この新たな挑戦を今日から始め、エンジニアリング、セールス、サポートなど、組織内のあらゆる部門の人々が自然言語を活用した柔軟なコード不要のシステムを使って日々のワークフローを自動化できるようサポートします。また、得られた知見を共有することで、組織全体がAIで可能なことについての理解を広げられるようにします。

以下に、Gleanのプロンプト機能を活用して日常業務に瞬時に価値を提供する方法の例をいくつかご紹介します。

 本日より、すべてのGleanユーザーがプロンプトビルダー、プロンプトの保存と共有、そしてプロンプトライブラリを利用できるようになりました。高度なプロンプトは、近日中に一部のお客様向けに個人向けベータ版として提供開始予定です。

次世代プロンプトを活用して、ワークフローを加速し、コラボレーションを強化し、組織内の全従業員のスキルを向上させる準備はできましたか？オンラインプロンプトライブラリでGleanを使って実現可能なワークフローをチェックし、Glean GO: Beyond the boxにサインアップして、セールス、エンジニアリング、サポート部門がこれらのプロンプトを活用しているデモをご覧ください。エンタープライズ対応のWork AIプラットフォームをお探しの方は、今すぐパーソナライズされたデモにお申し込みください！

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